精神科看護師に向いている人の特徴4選

患者さんの心に深く寄り添う精神科看護は、一般科とは異なる専門性が求められる領域です。そこでは、どのような人が力を発揮できるのでしょうか。ここでは、精神科看護師に向いている方の4つの特徴をご紹介します。

1つめは「プライベートを大切にしたい人」です。一般科と比べると、精神科は定時に終わることが多いので、プライベートな予定を立てやすく、家族との時間を増やし、趣味などに使う時間を確保することができます。

2つめは「穏やかな人間関係の中でチームワークを大切にしたい人」です。精神科のスタッフの人間関係は良い場合が多いです。一般科の看護師は、スタッフ同士のいざこざや、派閥争いなどに直面することが珍しくありません。一方、精神科は患者さんの精神状態を看護師同士で共有するため、スタッフ同士コミュニケーションを取る機会が多いです。また、男性看護師が非常に多いので、緩衝材となり女性スタッフ同士和やかな雰囲気になる、と言う現役看護師も多いです。

3つめは「相手のペースに合わせられる人」です。精神科は患者さんのペースに合わせる必要があります。たとえば、強迫性障害の患者さんの中には、トイレに何十分もかかる人もいます。看護師のスペースで業務を行うことが多い一般科と比べると、患者さんの行動や話しに合わせ、ゆっくり看護できる人に向いています。

4つめは「精神疾患に理解のある人」です。看護師とはいえ人間なので、精神疾患に偏見を持つ人もいるかもしれません。たとえば、映画やドラマなどの影響で統合失調症の人は突然発狂し暴れて暴力をふるう…と勘違いしている人もいるでしょう。精神疾患に対し、ネガティブな感情を持っている人は精神科勤務には向いていません。そうした先入観を持たず、一人の人間として患者さんに向き合い、その方の回復を心から支えたいという強い思いをもつ人が精神科看護師として向いているでしょう。

もし、これらの特徴に「当てはまるかも」と感じたなら、その強みを活かして、精神科への転職を新しいキャリアの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。